ステレオ撮影による
3次元PTV計測
《ステレオPTV計測》 3次元流体解析ソフトウェア
Flownizer3DPTV
国産の流体解析ソフトウェアとして多くのユーザー様に愛用されていただきているFlownizerシリーズに新たに3DPTVが加わりました。
従来困難とされていた3次元空間での流体解析をディテクトが身近なテーマとしてご提示いたします。
可視化と撮影
3次元空間に散布されたトレーサー粒子を同期撮影可能なステレオカメラで撮影します。
1.カメラ配置
同一空間を囲むようにカメラを配置します。
2.キャリブレーションプレートの撮影
奥行き方向Zの量を管理して2組撮影します。
3.流体の撮影
ステレオカメラで同期撮影します。
Flownizer3DPTVのお任せ機能
粒子マスク相関法
粒子の抽出に、面倒な画像処理のノウハウは不要です。
保有された仮想粒子像により、取得された画像内の小さな粒子や位粒子などうも自動で抽出します。
変位マップ
すべての粒子のすべての時間における変位マップを等高線表示します。
これにより最適な探査範囲を設定することができます。
ボリュームセルフキャリブレーション
得られた3次元結果をを2次元画像上に再投影します。
再投影された結果と現実の粒子像の位置のずれから誤差の傾向を導き、カメラパラメータを微調整します。
この繰り返しにより誤差を順次縮小し、極限まで計測誤差を低減します。
繰り返し回数などは事前に設定しておけばすべての計算や処理はソフトウェアが自動で行います。
ソフトウェアの処理の流れ
1.画像選択
対象動画とキャリブレーション用画像を読み込み、カメラごとに整理して確認できます。
2.カメラキャリブレーション
専用キャリブレーションプレートなら、原点とX,Y方向のマーカーをクリックするだけでドットお配置のすべてのマーカーを自動で検出します。
完了するとカメラ配置のガイド表示により、キャリブレーションが成功したことが明瞭に判別できます。
3.粒子検出
キャリブレーションが終わると粒子検出推知が有効になります。
4.空間マッチング
複数のカメラでとらえた粒子を各カメラの映像をもとに対応付けします。
これにより粒子の各自国での3次元位置が数値化されます。
5.時系列接続(ベクトル計算)
数値化された3次元座標群を時間軸方向に接続し、時刻間の移動量 = 流速を求めます。
6.結果の表示
速度分布の等高線表示、粒子の奇跡表示、時間軸切断・空間切断による速度コンターを表示します。
その他仕様
対応画像フォーマット |
(動画) AVI, WMV (連番静止画)BMP, JPG, TIFF, |
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出力形式 |
CSVデータ (動画データ)AVI, WMV (静止画)BMP, JPG |
推奨動作環境
対応OS | Windows10, 11 64bit |
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CPU | インテル 第4世代 Core i5 3.3GHz 程度以上を推奨 |
メモリ | 8GBのRAM(16GB以上を推奨) |
ハードディスク | 空き領域が10GB以上推奨 |
モニタ | 1,024×768以上の画像解像度推奨 |